フラメンコ スタジオ 床の 防音施工 解説

フラメンコは床を叩きながら音を出して楽しむダンスです。 フラメンコ スタジオ においてもかなりの音と振動が出ますので防音で悩まれている方もかなりいます。ここではフラメンコ用の防音床の施工の様子を解説していますので参考にしてください。

 

設計施工 インフォレント

フラメンコ スタジオ

施行前の床(コンクリートスラブ)が見えます。最初に壁枠に沿って制振材(音パット1800mm×高さ40mm)を配置します

施行前の床(コンクリートスラブ)が見えます。

最初に壁枠に沿って制振材(1800mm×高さ40mm ※1)を配置します。

配置間隔は303mmで、積載荷重200KGとなります。

アップピアノなどを置く直下部分は、202mm間隔で配置してください。

床の場合、コンクリートスラブへの固定は接着剤かコンクリートビスで止めます。

賃貸などで固定でできない場合には構いません。

 

制振材の間にはエコウール(※2)を置いていきます。

その上にラワン合板(厚さ15mm ※3)を張っていきます。

合板を貼り終わったら制振材にずれないようにビス止めします。

その上からさらに繋ぎ目地をずらして高比重制振遮音シート(厚さ6mm ※4)を貼ります。

さらにその上からもう一度、合板(※2)を貼ります。目地をずらして貼ってください。

点検口などは避けて施工します。仕上げの下地の合板の場合、ネジ頭が床面から飛び出さないように気をつけて施工してください。

仕上げのシートを貼ります。フラメンコスタジオの場合、床が叩くのでCF(クッションフロアー)ではすぐダメになってしまいます。専用のシート(※5)を使うようにします。

壁と床の間にビニル巾木(※6)を貼ります。点検口(※7)の蓋も作りました。

音の響きを調整するためにガラス繊維布付の吸音板(※8)をつけました。吸音板を多くつけすぎると残響音が少なくなり、音を楽しめなくなりますので気をつけてください。足りなければ後で必要に応じて買い足せます。

今回は防音ドアはつけませんでしたので、隙間ふさぎ用にゴムパッキング(※9)をつけておきました。

たったこれだけでも3~6db位の音を防げます。

フラメンコ スタジオ

掃除が終わったら、完成です。

鏡(※10)は今回の施工には入れませんでしたが、予算ができたら改めて入れるそうです。

おしまい。

床の防音対策をする場合の材料と費用の目安を知りたい

・ 墨出し 3万円

・ 制振材 材工 7千円 / 平米 × 80平米 = 56万円(インフォレントにて部材卸売)

・ 合板 材工 3千円 / 平米 × 2枚 × 80平米 = 48万円(市販品)

・ エコウール 材工 3千円 / 平米 × 80平米 = 24万円(インフォレントにて部材卸売)

・ 高比重制振遮音シート 材工 6千円 / 平米 × 80 平米 = 48万円(インフォレントにて部材卸売)

・ 専用シート仕上材 材工 8千円 / 平米 × 80平米 = 64万円

・ 接着剤 材工 300円 / 平米 × 80平米 = 2.4万円(市販品)

・ ガラス繊維布付吸音材 8000円 / 枚(600*1000mm) × 30枚 = 24万円

・ 鏡(今回は未使用ですが目安として) 5万円 / 枚 × 16枚 = 80万円

・ 巾木 材工 800円 / m × 40m = 3.2万円(市販品)

・ 点検口床製作 3.5万円 / 箇所

・ ゴムパッキング 3000円 / m × 6m = 1.8万円 (インフォレントにて販売)

・ 美装 300円 / 平米 × 80平米 = 2.4万円

・ 廃材処理 300円 / 平米 × 80平米 = 2.4万円

・ 梱包運搬費 8万円

・ ネジ等雑費 1式 2万円

株式会社インフォレント

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